遠征を繰り返しますと、行く先々で土質が異なることに気づきます。
- 野球専用の保土ヶ谷少年軟式グラウンドは柔らかい(特にA面は砂が深い)
- 外野が芝(類)のところは凹凸が多く打球の処理が難しい
- 横浜市の小学校は、すべからく表面が硬い
表面が硬いと、バウンドは高くなります。スライディングを繰り返すと子供たちは「痛い」とクチをそろえます。
(身体への衝撃を考慮すると、スライディング・パンツを着用させてあげるほうがベターかもしれません)
逆に、保土ヶ谷に行くと(特に砂が深いA面では)内野手は踏ん張りが効かず、送球が遅れがちでバウンドも弾みません。ワンバウンドやショートバウンドの球を捕球できず失点・・・という場面はどのチームにも多く見受けられます。
ボールやユニフォームもよく汚れます。しかし、良いグラウンドだと思います。
かつてMコーチから、「学校の校庭は塩化カルシウムを撒いて硬くしてあり、水を地下へ浸透させるというより、表面を流すのです」と聞きました。
ちょっと調べてみました。
塩化カルシウムを散布することによって
- 地面の凍結防止、融氷雪(霜)の対策
- 土中の成分と反応し、土を適度に強固に
- 防塵効果
- 除草作用
- 流芒を防ぐ
という効果があるそうです。なるほどコスト的にもベストなのでしょうか。
右図は他の自治体のグラウンド舗装施工の仕様の一部ですが、横浜市もほぼ同じでしょう。
表層には山東産などの真砂土、表層安定剤は塩化マグネシウムまたは塩化カルシウムが利用されるのが一般的なようです。
しかし「水はけが悪くなる」、「経年変化で硬くなる」といった欠点もあるようです。
校庭の縁のコンクリート部分(幅30cmほど)にいくつかある排水口に水が流れ込まないと、グラウンドに水溜りが残りやすくなるということでしょう。
たとえば十日市場グラウンドは、塩化カルシウムや塩化マグネシウムを散布しているかどうか不明ですが、土の質が学校とは異なり、表面土の流芒が顕著に見受けられます。
グラウンドをお借りできて初めて活動できますので、たとえば
- 小学校でトンボをかけるときには校庭の縁まで砂を引きずらない
- 投手の位置、バッターボックス、各塁の凹みは修正する
- 不陸の整正:トンボは押して使うのが基本
- 土はどうえぐれるか? を考え、その逆方向にトンボをかける
- 砂塵の飛散で近隣住民の方々に迷惑がかからないよう散水する
といった気くばりが欠かせないと思われますので、コーチの皆様、ご協力お願い致します。
高学年の子供たちには、グラウンドの養生を教えていくことも大切かもしれません。
